感想文的レコード・レビュー
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 1.Modus Operandi 2.Home a)Salutation b)Construction c)Destruction d)Re-Construction e)Fanfare とりあえず大満足! ジャケが美しいねぇ~ 局部麻酔って邦題も凄いけど、内容も凄いんだ。 初期Island(三枚目はPYEか)の三枚はもう完璧なサイケポップ/ソフトロックで大好きなんだけど、四枚目のLocal Anaestheticで展開される音はR&Bを下敷きにした優しい音楽。 パトリックのパートナーだったアレックスが脱退帰国したために今作からNIRVANAはパトリックのソロプロジェクトになるんだけど、そのせいかリラックスしか空気があるレコードです。 A面は1トラック14分なんだけど、飽きない。 冒頭で「えっ?」ってなるけど・・・ パトリックの引き出しの多さは本当に凄い! ていうか美しい曲しか書けないんだろうなこの人は。 B面では後期のFAB4な空気の組曲です。 というか時代的にもフラワー全盛じゃないですからね。 どの曲もメロディが素敵です。 ただのメロディの良い曲で終わらないのがNIRVANAで楽器の使い方、ピアノ、ハープシコード、パーカッションが上手。 大満足なLPなのでした PR 無人島レコードですよこれ。 1. Future Days 2. Spray 3. Moonshake 4. Bel Air ダモ鈴木が在籍中最後のアルバムで、カンの最高傑作と呼ばれているアルバムらしいです。 これぞプログレッシブですね。 70年の作品なのですが、30年前の作品とは思えないほどのサウンドです。既に21世紀の音を鳴らしているような気すらします。 2トラックで録音したというんだからすげぇ。 是非ヘッドフォンとスピーカと両方大音量で聴いて欲しい。 ダモのヴォーカルは狂気だけど、温かいような気もする。カンのサウンドの全てをまとめているようなヴォーカルは唯一無二です。John Lydonなモロに影響を受けているのがわかります。てかそりゃ影響うけますわ。 ヤキ・リーツァヴァイトのドラムとホルガー・シューカイのベースのリズム隊の産むグルーヴは、どこまでも深く深くどこかへ連れてかれるような感覚にも陥ります。余談ですがヤキの狂気のドラムなら前作のEge Bamyasiの方が凄いですが。 タイトル曲のFuture Daysでのパーカッションとダモのパーカッション的なヴォーカルの絡みは最高で、しかもメロディにならないメロディはまさに綺麗です。 やはりBel Airです。 美しい曲です。 静と動が絡みとかが凄いです。 大作だが長さを感じない。 聴き終わった後のシャワーを浴びた後のような気持ち良さは他の曲じゃ味わえないです。 なんだろこの軽さは。 空気を音にしたというか。 諸所軽音楽とは違うのです。 軽薄な音楽ではなくむしろ重いんだけど軽い。 空気とかが音になってんだろうな。 自然に溶け込む感じというか、なんと言うか、決して自然には溶け込めないんだけどその間を溶解してしまうような。 このアルバム、気持ちよく酔ってる時みたいな感じです。 ダモは本当に誇れる日本人です。 二発目はコレ、Pink FloydのPiper At The Gates Of Dawn。 1 Astronomy Domine 2 Lucifer Sam 3 Matilda Mother 4 Flaming 5 Pow R. Toc H. 6 Take Up Thy Stethoscope And Walk 7 Interstellar Overdrive 8 Gnome 9 Chapter 24 10 Scarecrow 11 Bike Pink Floyd=プログレと思って聴かないやつはうん損してる思う。 確かに曲が長いからプログレと言われてしまってもしょうがない。 フロイドはプログレか?いや曲が長いハードロックだと思う、Animalsじゃカッコいいブルースロックやってるし「狂気」やAtom Heart MotherのB面はPOPな曲が多い。 だから「やりたいようにやったら曲が長くなっちゃいました」って感じもします。 プログレが難解で聴きづらい音楽だと思ってる日本人どーせ6割は英語理解できないでしょ?(暴言) ロバート・フリップが薀蓄たれまくるから難解だと思われてるんだプログレは。 Pink Floydの音楽に対する姿勢が常にプログレッシブだったのだと思う。 なにもこれプログレ救いのコーナーではない。 Piper At The Gates Of Dawnは1967年8月に発表されたデビューアルバム。イギリスで最初のサイケデリック・グループの最初のアルバムという。このアルバムをEMIスタジオ(現アビーロードスタジオで)録音している最中隣りのスタジオではBeatlesがSgt.Pepper~を録音していたというんだから凄い時代だ。 このアルバムは他のフロイドのアルバムと全然違う。当たり前だけどメンバーが違うからね。 初代リーダーのシド・バレットのお伽話を思わせるパラノイアックなソングライティングと狂気的なサウンドとサウンド・コラージュでドラッグの影響満載の作品と言える。Sgt.Pepper~が良いドラッグの影響だとしたら、コレは悪というか影の部分とでも言える。 実際、発表直後にシドはドラッグの影響で精神を蝕み、次のアルバム「神秘」を最後に脱退。その後はソロ・アルバムを2枚発表するものの、70年代中期から完全に姿を消してしまうんだから・・・まさに狂ったダイヤモンドとは彼の事。 初めてこのアルバムを聴いた時ヤヴァイなと思った。 スピード感というか、もう全然違うもんね。ギターの音ありえないよ、あんな弾き方アリなんだろうか。よく自分のライヴで真似したけどさ。 Astronomy Domineで幕を開けるこのアルバム、不気味な声の後ろからギターの音が聞こえてくる、The Stone Rosesの1stアルバムの頭ではこの空気を真似してるんじゃないか? 曲はPOPで不気味。絡み合うオルガンとギター、ギターソロがもう常人じゃない。 歌詞はやっぱりドラッグ絡み。 続くLucifer Samなんとも印象的なリフがカッコいいPOPソング。椎名林檎がパクッてましたね、なんの曲か知らんけど。うんパクリたくなるほど、カッコいいんだ。 間奏の緊張感たまらない。 すげー不気味なMatilda Motherもう精神が病んでると・・・ アコースティックギターのコントラストが良いFlaming、なんか楽しげだけど悲しげなこの曲、シドにしか理解できないんだろう。 Pow R. Toc Hはなんか混沌としてる、JAZZっぽいピアノのインストだけど、病んでるし。 叫び声がすごい。ライヴ映像でロジャー・ウォーターズの顔が怖かった。 Take Up Thy Stethoscope And Walkはビートナンバー、ギターが変だけど、このアルバムの中では普通寄り。 Interstellar Overdriveはもうグチャグチャのインスト。コレは実際に聴いてください。コレが67年頃ロンドンのアングラ・クラブで演奏されてたなんて・・・ なぜかB面はフォーキーな曲がつまってるわけでThe Gnomeなんか可愛い曲だし。(でもどこかに連れていかれそうだけど) Chapter 24もScarecrowもフォーキーで静かな曲です。どこか怖いというか・・・ ラストのBike急に明るい曲というか、空騒ぎな曲というか・・・シドはバイク(自転車)に乗って どこかかなたへ行ってしまった・・・ ちなみにMONOバージョンが最高です。 あと同時期のシングル曲Arnold Layne、Candy And A Carrant Bun、See Emily Play、Apples And OrangesもMUST。 Apples And Orangesはもう訳解らない度が増しててさいこう。 See Emily Play文句なし最高です。 はっきり言ってフロイドがコノ一曲しか出して無くても伝説になる。 常に僕の好きなシングルベスト5に入っております。 |
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プロフィール
HN:
Kenty the Mod / ケンティ・ザ・モッド
年齢:
38
性別:
男性
誕生日:
1986/10/03
自己紹介:
Modsを愛し、ブルースを愛し、R&Bを愛し、マージー・ビ−トを愛し、イタリアン・スク−ターを愛し、豆腐を愛し、ポップア−トを愛し、パブ・ロックを愛し、スーツを愛し、ロンドンを愛し、トーキョーを愛し、フットボールを愛し、サガントスを愛し、リッケンバッカーを愛し、なんだか好きなものが多いけど嫌いなものも凄く多いい偏屈ひねくれ人間です。
Stay Coolですよ。 僕らの大好きなお店の店長です。
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