感想文的レコード・レビュー
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 は最初あんまりこのバンド好きじゃなかった・・・FacesのOoh La La。 1.Silicone Grown 2.Cindy Incidentally 3.Flags And Banners 4.My Fault 5.Borstal Boys 6.Fly In The Ointment 7.If I`m On The Late Side 8.Glad And Sorry 9.Just Another Honky 10.Ooh La La 僕には全く理解できなかったどうしてこの面子でこの音楽なのかと。 ドラム、オルガン/ピアノ、ベースのケニー、マック、PLONKことロニーの三人は最強のModsバンドSmall FacesからギターのWoodyことロンはThe Birds,The CreationとMod連中に人気のあったフリークビートバンドからだし、ヴォーカルはRod the Modと呼ばれた男ロッドだし・・・さぞかしカッコイイ、R&B/フリークビートなんだと勝手に解釈してFacesを聴いた。FacesはSex Pistolsばりに解りやすいR&RでただR&Rじゃなくてブルース・フィーリングを持っていた。そう彼らは洋服や髪型が変わってもModだった。Modつまり変わり続けること。 そして聴いているうちにFacesが好きになった、スティーヴ・マリオットが大好きだけど、確実にハンブル・パイより聴きこんでるし、何よりロニーの魅力がたまらないのである、確実にマリオットよりはお洒落だし。 このアルバムは(というかFacesは)ノリノリのR&Rと聴かせるバラード的なブルースが詰まってる。Silicone Grownではマックの転がるピアノ(この人はいつも隠れちゃってる感が・・・)に引っ張られてロッドが叫ぶ、ギターはブイブイ、ドラムは適度に暴れるともうアルバムに一曲目にはたまらん魅力を持った曲だ。Cindy Incidentallyではロッドが歌い上げるメロディアス(といってもブルースなんだけど)な曲、ここでもマックのピアノが活躍する、ブルージーなのにビートが良い。Flags And Bannersはロニーが歌うアメリカン・フォークみたいな曲。Small Faces時代にShakeを歌ってたのと全然声が違うのにSmall Facesファンは驚くと思う、短い曲だけど、ロッドの曲よりメロディは全然いいし、バックでさり気ないマックのオルガンも良い。 My Faultは2曲目に近い感じの曲でウッディのギターの音の歪具合が良いです。 Borstal Boysは最強のブギーチューン、ドラムがドカドカいっててベースは唸っててギターはファンクだ、ピアノは転がる。ロッドのアドリブが(笑)なんというかこのバンドの「動」の部分が一番光ってる曲だね。Fly In The Ointmentはインスト、ベースを中心にオルガンが導いてるというかギターがファンキーでノイジー。If I`m On The Late Sideはどちらかと言えばロニー色の曲でフォーキーな香りの曲なんだけどロッドが歌うことでどこかささくれてる。個々でもさり気ないオルガンが良い。メロディはアルバム中一番。 Glad And Sorryは歌詞が優しいなぁ、パブで皆で歌う感じ、これだからロニー歌は(略) これもいいメロディですね。イギリス人なのに「Neither(ニーザー)Do I」って歌ってる・・・(笑) Just Another Honkyこのギターの音色がたまらんです。メロディも良し、切ない切ない。ピアノも良い。聴け。 Ooh La Laです、ラストはロニーの歌です、フォーキーな歌。これもパブで大合唱が似合いそうですね。ヴォーカルの声Woodyが良い。名曲です、これぞ名曲。 ストラトキャスターフェスティバルでWoodyがトリ(地味だよね笑)で出てた来た時にFenderのフェスなのにギブソンのアコースティックでこの曲歌ってたのがなんとも印象的だった。うーんホントにいい曲だ、飲みながら聴こう!Ooh! La! La! なんともFacesというバンドはステージにバー作って飲みまくってヘロヘロ(実際日本公演では飲み過ぎでヘロヘロになって演奏どころじゃなかったらしい)になっちゃう酔いどれバンドとかスーパースターロッドのバックバンドとか言われるけど、ロッドはバンドの一部に過ぎない。 ケニーのドカドカドラムもロニーの実は凄いグルーヴしてるべース(録音が悪く隠れてるのが残念)とかマックの人柄は地味だけど技術は凄い鍵盤とか性格も演奏もファンキーのWoodyのギターとかがアルコールでいい気持ちになって一緒になってるのがたまらんのです。 このアルバムを出したあとロッドは自分のソロキャリアを再スタート、元々ソロ思考の強い人だからソロで大成功、そして60歳で7人目の子供を授かる。ロニーはロッドのバックが嫌でバンド脱退、その後のことは書きません。Facesはロッドのソロと平行してロニーの後釜としてFreeにいた山内テツを入れてライヴアルバムを残して解散。ケニーはキース・ムーンの後釜としてThe Whoへ、マックはソロやったりストーンズのツアーについていったり、Woodyはご存知ミック・テイラーの後釜としてストーンズに加入。 しかしいいバンドだなぁと思う。こんな楽しい音楽やってるバンドは少ないよ。 PR |
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プロフィール
HN:
Kenty the Mod / ケンティ・ザ・モッド
年齢:
38
性別:
男性
誕生日:
1986/10/03
自己紹介:
Modsを愛し、ブルースを愛し、R&Bを愛し、マージー・ビ−トを愛し、イタリアン・スク−ターを愛し、豆腐を愛し、ポップア−トを愛し、パブ・ロックを愛し、スーツを愛し、ロンドンを愛し、トーキョーを愛し、フットボールを愛し、サガントスを愛し、リッケンバッカーを愛し、なんだか好きなものが多いけど嫌いなものも凄く多いい偏屈ひねくれ人間です。
Stay Coolですよ。 僕らの大好きなお店の店長です。
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