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感想文的レコード・レビュー
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1.The Sun Is Enemy / 太陽は僕の敵
2.(You Can't Always Get) What You Want
3.Silent Snow Stream
4.Perfect Rainbow
5.Bad Moon Rising
6.Cannabis
7.Raise Your Hand Together
8.The Back Door To Heaven
9.Theme From First Question Award
10.The Love Parade
11.Moon Light Story

これ、なんてスタイルカウンシル?

ってな具合なコーネリアスの1stアルバム。日本語版TSCと言ってしまってもなんら違和感の無いサウンドがアルバムの大半を占めてて、My Ever Changing The Moodsなんかを連想させちゃう。

がTSCの物真似で終わらないのがコーネリアス。
物真似ではなく、TSCを素材としてサウンドを作ってるという印象。
この人は他人の曲を自己リミックスで自分のオリジナルに上手く出来る人だなぁ、と思います。
もちろんそんな事は元曲に対する愛情が無いと難しい事だと思うので、多分小山田さんは本当に音楽というか自分の好きな音楽が大好きなんだなと思います。
というか音楽家と言うよりDJ的視線なんじゃないかな。
別に好きでは無い音楽を素材に使って同じような事しても物真似/パクりで終わってしまいますものね。
と思う。

他の人の作品を素材として作る小山田さん音楽は、flipper's guitar初期からみられてたんだけど、
やはりそういった感じが強く出たのは、フリッパーズの3rdアルバムで最後の作品「ヘッド博士の世界塔」でのサンプリングとサウンドコラージュに強く現れれていて、雰囲気はもろにマッドチェスターでthe Stone RosesとかPrimal schreamのschreamadericaで更にThe Rolling StonesのSymphasy for Devilが合体してるみたいな好きな音楽を合体させてフリッパーズテイストで味付けしました、みたいな感じだったのです。

解散後、良い意味でも悪い意味でも束縛が無くなったのか、ヘッド博士に比べ自由な空気で作られたようなこのアルバムはヘッド博士をより洗礼させたようなカタチになってます。

ノーザンソウルな曲もあればファンキーなロックナンバーもありの音楽が好きな人の音楽が好きな人の為のアルバムに感じました。

コーネリアス自身のレーベルTrattoriaの29番目の作品でした。

ちなみに小沢健二はこのアルバムを、「フリッパーズギターの歌詞とピチカートファイヴの音楽が好きな人の作ったもの」と言っていました。



☆関連項目
three cheers for our side(海へ行くつもりじゃなかった) / Flipper's Guitar
 コーネリアスこと小山田圭吾が所属していたバンドの1stアルバム。小山田氏のメジャーデビューアルバム!

Dad Man Cat / Corduroy 
 ACID JAZZレーベルのアイドル的バンドのファンキーな1stアルバム。
 彼らのアルバムはコーネリアスのTrattoriaレーベルがディストリビュートしていました。
 しかもコーネリアスは彼らのPVにも出演してます、日本盤の2ndアルバムでは推薦文も書いてます。

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  1.Hello /  いとこの来る日曜日
  2.Boys Fire the Tricot  / ボーイズ、トリコに火を放つ
  3.Joyride / すてきなジョイライド
  4.Coffee-milk Crazy / コーヒーミルク・クレイジー
  5.My Red Shoes Story / 僕のレッド・シューズ物語
  6.Exotic Lollipop (and other red roses) / 奇妙なロリポップ
  7.Happy Like Honeybee / ピクニックには早すぎる
  8.Samba Parade / サンバ・パレードの華麗な噂が
  9.Sending to your Heart / 恋してるとか好きだとか
10.Good bye our Pastels Badges / さようならパステルズ・バッヂ
11.The Chime will Ring / やがて鐘が鳴る
12.Red Flag on the Gondola / レッド・フラッグ

かの有名なフリッパーズ・ギターの1stアルバムである。
パーフリといいましたら、恋とマシンガンとかヨーロッパ・テイストなサウンドとどこか知的な日本語歌詞がなんとも素敵な、現コーネリアスこと小山田圭吾とオザケンこと小沢健二によるユニットとして有名ですが、このデビューアルバムではまだ5人組のバンドだったころのフリッパーズ・ギターのサウンドを聴くことができます。
このアルバムを聴いて思ったんですが、「凄く洋楽的だなぁ」と。
全曲英語詞ってのもあるんですけど、サウンドも洋楽っぽい。
特にこのアルバムでは濃厚で、Cafe Bleu~Our Favorite Shopの頃のThe Style Councilやアズテック・カメラ、ヘアカット100とかのいわいゆるネオアコ系からの影響が見られています。

すげぇサワヤカです。

実際TSCに習ってか、バンド携帯をやめて、小沢/小山田によるユニットになり、ネオアコだけでなくジャズ、ボサノヴァ、ファンク、フレンチ、アシッドジャズ、ハウスなんかにも手を出していきます・・・・てかモロにTSCですねw
日本版TSCって感じなんで、Modな人とかお洒落洋楽が好きな人には聴かず嫌いせずに聴いてみたほうが良いバンドだと思います。 2ndアルバムのカメラ・トークではTSCの曲のいいフレーズを合体したようなパロディとも取られる曲を発表しているので影響はかなり受けているのでは?と思われます。

殆どの曲はロリポップ・ソニックというバンド時代の曲だそうですが、メジャーデビューの際、「フリッパーズ・ギター」と改名したそうです。 ロリポップ・ソニックはネオGS扱いだったそうですが・・・

このアルバムの個人的ベスト・トラックは4曲目の「コーヒーミルク・クレイジー」ですが、言葉ののせ方がなんとも上手いのとメロディが良いです。
あと「恋してるとか好きだとか」のイントロのギターカッティングもぞくぞくさせられます。


☆関連項目
Trattoria Presents the first Question award / Cornelius 
 小山田圭吾のファーストアルバム。


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Kenty the Mod / ケンティ・ザ・モッド
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1986/10/03
自己紹介:
Modsを愛し、ブルースを愛し、R&Bを愛し、マージー・ビ−トを愛し、イタリアン・スク−ターを愛し、豆腐を愛し、ポップア−トを愛し、パブ・ロックを愛し、スーツを愛し、ロンドンを愛し、トーキョーを愛し、フットボールを愛し、サガントスを愛し、リッケンバッカーを愛し、なんだか好きなものが多いけど嫌いなものも凄く多いい偏屈ひねくれ人間です。

Stay Coolですよ。

僕らの大好きなお店の店長です。
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